無意識の偏見【北街道/葵区】
投稿日:2019.07.22
私たちはこれまで数十年と生きてきているわけですが
ついつい思い込みで考えてしまうことってありますよね?
どうせ今日も○○だろう
○○さんって○○だから・・・
大体ああいうのって○○だよね
とか、結構当てはまる、経験することがあるのではないでしょうか?
こういった類のものは、思い込みであったり偏見であったりするわけですが、
こうした偏見を題材にして「自分の人生にリーダーシップを発揮して生きていく力」を
身に着けるプログラムが、東京女子大学で行われたようです。
お題は「女の子らしさにある無意識のバイアス(偏見)」
①ゲームや思考実験を通して、自身が勝手に思っている女性、男性の偏見を知る
②その後、自分自身がこれまで経験してきて持っている女性のイメージや自分が言われたことなどを
グループで共有することで、女性に対する偏見のシェアを行う
③その偏見からくる将来への不安や起こりうるであろう障害の認知
④これらのことを乗り越えていくためにはどうしたらよいか、手段を考える
実際にどういった問題が出てきたかというと・・・
最近の若い子なんかはそうですが、「タピオカが好き」「インスタ映えにこだわる」といったことから
「男性と比べるとリーダーが少ない」「結婚したら仕事を辞める」といったことなどが挙がったようです。
ちなみに私なんかも意外と偏見があったりします。
例えば、女性はヒール、男性は革靴、女子は人間関係が複雑、男はさっぱりしている、買い物袋は男が持つべき・・・
例をあげたらきりがないですが、小さいこと、大きいこと、いろいろな場面でそういったことが起こりえます。
実際、さっき自分があげた例が「偏見なのかな」と考えたきっかけが、ニュースであったりするわけで、それまで
そのことが偏見だと考えもしませんでした。
ちなみに先ほど「最近の若い子なんかもそうですけど…」と書きましたが、
これも偏見・思い込みの類ですよね。・・・そうなのかな?
なかなか難しいですが、意識していないと気付かないことが多いです。
・・・話を戻して
こういったことを挙げていって、最後、どのような結論が出たかというと、
「何かを選択するとき『女性だから』という」考えを捨てる」
「主体性を持ち、意見をはっきり言う」
といったことが出てきました。
この思い込み、偏見ですが、持つのは別にいいと思います。自分のこれまでの経験に基づいている、
そして、経験していないことが起こって、間違っていたのか、と気付くきっかけとなるので。
しかし、これらのことを受け入れず、ただ自分の経験したことだけを過信する、もしくはそういった考えを前提に
持って、物事に取り組む、ということは、後々邪魔をすることになると思います。
私たちでいうと、普段から宿題を忘れてきてしまう子がいる。どうせ、面倒でやらなかったのだろう、とか
話を全然聞いていなかったのだろう、とか、そういったことを前提にして、グチグチ説教をする。
しかし、実際は違って、心無いことを言われ、本人が傷ついてしまって・・・
となってしまうことも起こりえます。
また、悩みの相談を言ってきて、大体このパターンだろうと思って、その子のことを考えず、マニュアルのように話してしまう
しかし、同じ悩みでも根本的な原因が違っていてアドバイスになっていなかった・・・といったことも起こるかもしれません。
そして生徒からしてみたら、どうせこのパターンの問題だからこう解けばいいんだ
→文書をよく読んでみると、求めたいものではなかった
いつも通り勉強していれば大丈夫だろう
→全然頭に入ってこない。原因も追究できず、結局点数が下がる
偏見や思い込みは、物事の本質を見抜けない、といったことにつながったり
深く考えることをせず、思考が停止してしまう
物の見方を狭めてしまう
こういったことにつながってしまう原因となります。
今回は偏見ということを題材に、主体性を持たせる、ということを目的としたプログラムでしたが、
このことは、だれでも起こりうることで、しかも不利益を生んでしまう可能性があるものです。
何か問題が起こった時、どうせ○○が原因だろう、と考えず、ちょっと待てよ・・・
と別の視点から考えることをしてみると、物の見方が大きく変わると思います。
ぜひ、これまでの自分の行動を振り返ってみてください。
もしかしたら、今の自分が大きく変わるきっかけになるかもしれませんよ?
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